ということで、PSSuiteSDKのオープンベータ版が公開されたわけで。
ただ、TwitterのTLを見ていると、どーもVITAで動作させるのに四苦八苦している人が多そう、というかおいらもちょっと手間取った、ので、そのあたりの手順について、PSSのドキュメントに書かれていない点も含めてハマったことをメモとして書いておく
PSSuiteSDK & VITAはVM環境じゃ無理
最初にVMwareWorkstation for Linux64bit上で動作してるWindows7上にインストールした。PSSシミュレータは動作するのだが、VITAを認識しない。PS VITAのコンテンツ管理アシスタントは利用できるのだが。まあ、これは様々なWindowsをVM上で取っ替え引っ替えしたりVMwarePlayer(Windows版)でも試してみたが、やっぱりダメ。
マニュアルにも保証しないとか書いてあるので仕方ないかと。ということで開発するならWindowsがインストールされているPCを1台用意すること。
UIComposerがウイルスチェックで弾かれる
これもクローズドβから問題になってたんだけどUI Composerがウイルスに感染しているとかで削除されてしまう場合がある(F-Secure Internet Securityで発生)。たぶん誤認識だとは思うが、どうしようもない。
なのでアンチウイルスソフトの入っていない環境にインストールするなどの自衛策が必要かと。
VITAで動作させるにはコツがある
ということで、Windowsネイティブな環境を用意してVITAに動作させるまでをやってみた。結果からいうと、VITAのUSBドライバをインストールすると、WindowsXP, Windows7 HomePremium(64bit)でVITAにソフトがインストールできるようになった。ただ、マニュアルにはいくつか重要な点が書かれていないので、その点も合わせて書いておく。
インストール手順の概要を
- PSSSuite SDKをインストールする。VITAのUSBドライバもインストールする(XPのみならずWin7でもインストールの必要あり)
VITAにPSSuite Development Assistantをインストールする
この2つは問題ないと思う。で次が重要なのだけど
VITAでPSSuite Development Assistantを起動した状態でPCに接続する
するとUSBドライバが有効になってPSSuiteStudioでインストール先のデバイスとしてPSSエミュレータの他にVITAの選択肢が出てくる。
動作を見ているとVITAを通常の画面でPCに接続したときと、PSSuite Development Assistantを起動した状態でPCに接続したときでは、違うドライバを要求されているみたい。
で、今回のPSSuite SDKでの開発で利用するUSBドライバは、PSSuite Development Assistantが起動しているときのみ有効になるようだ。
まあ、このあたりマニュアルに書かれていない点なのでハマる。「なんでVITAを認識しないのだ、うがー」という方は、上記の点に注意してインストールしてみるとよいかも。