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PSMobileSDK(旧PSSuiteSDK)がVer0.99にVerUp

ってことで、PSSuiteSDKからPSMobileSDKに名称変更されて最初のバージョンアップ。とりあえず、PSSuiteSDK 0.98で動いていたサンプルコードを PSMobileSDK 0.99でも動くようにした。で、その課程で分かったことをいろいろ書いてみる。

概要

細かなSDK周りの変更もあるが、最低限行う事は以下の2つ。

開発環境のVerUp

バージョンアップする際は、IDE(PlayStation Mobile Studio)とPSVitaの実行環境(PlayStationMobile Development Assistant)は2つとも新しくする。

入れ替える場合は、IDEは古いIDEをアンインストールしたあと最新版をインストールすると混乱が少ないのでおすすめ。

次にPSVita向け開発ソフト(PlayStationMobile Development Assistant)では

1.システムの最新版(Ver 1.69)へのアップデート
2.PSVita向け開発ソフトを最新版(Ver0.99)にする

という2つの手順が必要。

PSVita向け開発ソフトは、無用なトラブルを避ける為、いったんPSVita向け開発ソフトをアンインストールした後に、新規にインストールして、アップデートのアイコンをタップしてVer.0.99にバージョンアップする方法を勧める。

インストール後、PSVita向け開発ソフトがVer0.99になっていることを確認すること。

ソースコードの変更

一番大きな変更は、名前空間Sce.PssからSce.PlayStationになったこと。

本来ならソースコード全書換になるが、新規に提供されたバッチファイル(SCE/PSM/tools/project_conv_098to099.bat)を利用することで書き換えられる。使い方は、このバッチファイルに0.98で作成プロジェクトが入ったフォルダをドロップするだけのお手軽仕様。

あとは、個別のSDKのライブラリ変更に伴う変更を行うことで実行できるようになる。

PlayStation Vitaプログラミング入門」のver0.99対応方法

日経ソフトウェア2012/08号「PlayStation Vitaプログラミング入門」のサンプルコードをPSMobileSDK Ver0.99で実行させるには以下の手順となる

1. project_conv_098to099.batでプロジェクトを0.99対応にする
2. Log.SetToConsole ();をコメントアウト

ちなみにエミュレータで実行させると、自機の周りが白くなるが、これはエミュレータのバグなので仕方ない…