Android NDKr9より、Android NDK本体の他に、古いバージョンのtoolchain(コンパイラとか開発ツールのことね)がダウンロードできるようになりましたね。
ちなみに、初めてAndroid NDKをダウンロードする人であれば、android-ndk-r9-<OS環境名>.tar.bz2のみあればよいです。android-ndk-r9-<OS環境名>-legacy-toolchains.tar.bz2は、古いバージョンのコンパイラが必要など、これまでNDKを使いこなしてきた人向け、と考えてよいです。
大半の場合は、NDK付属のtoolchainを使ってビルドしたらよいのですが、プロジェクト(というかソースコード)によっては、古いバージョンのtoolchainで無いとビルドが通らない場合があったりします。以前であれば「サポート打ち切りました」とchange logに書かれてそれ以降使えなくなってたけど、NDKr9からはその方針を変えて、古いバージョンのtoolchainもダウンロードできるようにしたみたいですね。何か要望があったから?
ってことで、NDKr9の時点で、この2つのファイルのtoolchainにはどのバージョンのコンパイラが含まれているのか、メモしておきます。ここでは、Linux 64-bit(x86)を取り上げているけど、他のOSでも同じ構成なので、その辺は適時読み替えてください。
android-ndk-r9-linux-x86_64.tar.bz
android-ndk-r9-linux-x86_64-legacy-toolchains.tar.bz
Android NDK ネイティブプログラミング
posted with amazlet at 13.10.01