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Android NDK開発本って需要ある?

手元には、数年前に絶版になった「Android NDKネイティブプログラミング 第二版」の元原稿がある。

AndroidNDKネイティブプログラミング第2版

AndroidNDKネイティブプログラミング第2版

絶版になったこともあり、この原稿を元に本を出版する権利を手にしている。第二版が出版されたのが2012年12月で約8年前。その間ももちろんAndroid NDKがバージョンアップしており、この本が出版された当時の最新版はr8だったが、今ではr21bとなっている。今の機能には詳しくないが、ずいぶん内容が様変わりしていることは想像に難くない。

Android NDKの用途も変化した

この8年間でもAndroid NDKの役割が変化している。

以前であれば、主にC/C++で開発された過去資産をAndroidで利用する、ゲーム開発のためにAndroid NDKとOpenGLやOpenSLを駆使してゲームを開発する、といった用途で利用でされるのが主流だった。

2020年の今はじゃっかん用途が変化してきている。C/C++の過去資産を活用という用途は絶えずニーズがあると思うが、ゲーム開発という用途でいえば現在はUnityを利用して開発するであろう。以前のようにC/C++とOpenGLを駆使して開発するという時代ではない1

今でも使われるAndroid NDK

ただ、昔は存在していなかったが今でこそAndroid NDKが必要とされる場面も出てきた。例えばReact Nativeがそう。やはり、まだまだAndroid NDKが必要とされる場面はありそうだ。

そんなわけで、Android NDKネイティブプログラミングの復刻を考えていたりする。考えているだけでその先は何も決定していない。

前回は商業誌だったけど、出版経路なども整っている現在だと個人出版でもよいのかな、という気がしている。実際に出すとなったらまた何か告知できれば、と考えている。

「執筆に協力するよ」とか「うちから出版しない?」といった話があれば聞くつもりなので、気軽にメール(demuyan@cnu.jp)やtwitterでDMしてもらえればと思っている。


  1. Unityを主体でゲーム開発しているだろうがAndroid NDKも相変わらず必須ではある。Android NDKの役割が変化した、というべきだろう。