しばらくぶりの更新。ネタが無かった訳でなく、Google Developers Day 09 & Google Hackathon(Android)に参加していたので。今回はWeb関連よりAndroidの話が聞きたくて参加してきた。
Google Developer Day Phoneの無償配布
これに触れない訳にいかないでしょ、という事で。
Google I/Oでも開発者にAndroid Phoneが配布されて話題になっていたけど、あちらは有償で今回のGoogle Developer Dayは無償のイベント。流石にDev Phoneの配布は(内心期待しつつも)無いだろうと思っていたのだが、サプライズプレゼントとして配布された(この瞬間に開場は割れんばかりの拍手が)。この様子も近いうちにYouTubeで配信されるはず。詳しい様子は、Googleが横浜で大きいお友達1500人以上に無料でAndroidケータイの実機を配った話 - VENTURE VIEWにて。
Google Developer Day Phone(GDD Phone)の特徴
内容は近い将来販売されるHT-03Aとほぼ同じスペックのはず。
- 日本語IMEが使用できる
- GDDJ-09という型番(?)が発行されているので、Google I/Oの使いまわしではない。
- TELECの認証を受けているので堂々と使用できる。
- 有償アプリのインストールはおそらく不可(開発者向けなので)
Googleの英断
次世代ゲーム機のように、新規発売するハードウェアで使用できるアプリケーションを外部から調達する必要がある場合、そのメーカーは開発者に向けて開発機(および開発機材)を事前に配布するのが通例(じゃないと、ハードだけあってソフトが無いという悲惨な事に)
で、Android。今回の配布が無かったら日本語が使用できるAndroidケータイはHT-03Aの発売を待つしかなかった(Android Dev Phoneは日本語IMEがインストールされていない) そうなると、
- Androidケータイ発売時に使用できる日本語対応アプリがほとんど無い
- Androidケータイの魅力がない
- Androidケータイが売れない
- アプリ開発者が増えない
- アプリが増えないからAndroidケータイが売れない
といった悪循環に陥いる事が容易に想像できる。プラットフォームを普及させるのはソフトが必要という事は誰しもが分っていること。 そのためにも、早急に日本語対応のAndroidケータイを開発者に配布する必要性があったはずなので今回の配布に至ったのではないかと。ただ、これを希望者だけでなく参加者全員、しかも無償で配布というは、想像をはるかに上回る出来事だった。それだけ、Androidの日本市場を重視しているという事だろう。
この配布をいろいろ振り返ってみても、こちらの想像をはるかに上回る努力があったはず。これらの期待に答えられるアプリを作成したいと強く感じたのだった。