某学校でゲーム業界への就職指南の話をしてきた。
私が以前勤めていた会社に入社したころ(90年代後半)は、ゲームプログラマというのは憧れの職業の一つだったのだが、今はどうなんだろう?
一時期の人気は無くなってきているとはいえ、それなりに人気はあるようだ。情報系の生徒ばかりだったのでプログラマに話を絞って2時間程度話をしてきた。その内容を要約するとこんな感じ。
- 学生時代は基礎を重点的にやっておくこと。後々応用が聞くし、社会人になってから威力を発揮する。
- ゲームそのものの制作以外の強みを一つ持っておけ。運動学、AI、CG、サウンドのプログラミングなど。
- 仕様変更に強いプログラミングを心がける事。ロジックとデータを分離させる。ifやswitchの嵐は論外。
- 3Dはできるようになっておいた方がよい。たずさわれるゲームの幅が広がる。
- ツールを作るのも仕事の一つ。Perlなども覚えてね。
- 技術英語は読めるようになっておくこと。マニュアルが英語のみの場合もある。
- IT系な会社でアルバイトしておく事は有意義。会社という組織を知る意味でも。
- ゲーム制作もチームプレイ
- 操作性などはプログラマのセンスが問われる
- 作品提出するなら、見た目はそこそこに実装方法や技術が重視される
上記の内容は経験上で得た事なんだが、当の学生達はまだピンときてないだろう。そりゃそうだ、経験してないんだから。まあそれも、今からプログラムを作成していくうちに、じわじわ分かってくるだろう。
で、その担当の先生曰く、私がしゃべっていた内容は、この本と同じらしい。