A4コピー用紙発想法とタイトルをつけてみたが、身の回りのありふれた物を組み合わせて使って、ガンガンとメモしようという話で、特に目新しさも無いが、数日間やってみて意外と効果があったのでメモ。
いきさつ
アイデアを思いつくのは、昔より三上(馬上、廁上、枕上)だとよく言われる。実は私もその通りだったりする。今の私にとって一番頭が整理される時間は、馬上、現代なら車に乗っている時だったりする。なかなかメモできない時に限ってアイデアが湧き出し、一端アイデアが湧きだしてくるとしばらく止まらなくなる。そんな時こそ余計に、この場で今すぐにでもメモしたいという衝動にかられる。これは、やっかいな性格。
アイデアは十数秒後には忘れてしまうくらいの生モノなのも経験上よく分かっているので、ノートPCを開いてアプリを起動して、なんて無理。間違いなくその間に忘れてしまう。車中はノートPCを広げるのもかなり大変。せいぜいメモを取ることぐらいはできる。
なので、いつでもアイデアが書けるように「A4コピー用紙」「クリップボード」「ボールペン」を常備する事にした。これらがあれば、車中ならいつでも書ける。
![]() | KOKUYO KB用紙(共用紙)(FSC認証)(64g) A4 500枚 KB-39N コクヨ 2005-12-01 売り上げランキング : 1 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
![]() | 三菱鉛筆 3色ボールペン ジェットストリームFシリーズ ルミナスブラック SXE3-601-05. 三菱鉛筆 売り上げランキング : 89 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
![]() | リヒトラブ クリップボード A4タテ 黒 A977U LIHIT LAB. 売り上げランキング : 867 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみにアイデアを書くときは、あんまり深くは考えず、思いついた言葉をひたすら書きなぐる。どうせ自分しか見ないんだし。
他にボイスメモという方法もある。以前一度試した事あるが、自分の声を聞くのはいまいち好きではないし、あとで文面に書きおこす手間と時間がかかる。あまりに非効率的なので止めた。
意外なメリット
アイデアを書き出すだけならこれで終わるが、この大量のメモした用紙をどうするのか? 当然あとで見返したい事もある。私の場合は、できればPCに保存していつでも見られるようにしておきたい。
なので、自宅に戻ったら見返しも兼ねて、これらのメモをスキャンしてPCに保存する事にした。殴り書きされているのでOCRで文章に変換できないし、画像で保存されるので簡単に検索する事はできないが無くすよりはマシ。メモした用紙も保存しておくが、すぐに処分してしまっても問題ない。書き足したければ印刷してまた新しい紙に書くまでの話だし。
とにかく気持ちいい
A4コピー用紙を使うというアイデアも、以前どこかで無地のノートだとアイデアが書き出しやすいという記事を読んで、ちょっと試してみようと思った所からはじまった。
実際にやってみて罫線も何もない無地の紙にアイデアを殴り書きする事がこんなに気持ちよく書ける事だと思わなかった。唯一の制約は、自分の文字を書く速度ぐらいか。
以前は大学ノート(B5)を使っていたが、字は罫線におさまるように書かなくては、図は罫線に合わせて描かなくては、と無意識に制約をかけてしまって、それがアウトプット量を抑制していた可能性がある。逆に無地だとそういう意識する必要がなくなるので、非常に気持ちよく書ける、と。
あと、A4コピー用紙は、コストや入手のしやすさがバツグン。思いついたら、とりあえず書いちゃえ、という事で何も考えずに書ける。書いた内容が気にくわないのであれば、また新しい紙に書くまで。
あとは、クリップボードを使う事によって、机が無い場所でも自由に書ける。大学ノートだと、どうしても安定した机などが必要になってくるが、クリップボードであれば、ほんと場所を問わずに書ける。
アウトプットする事
アイデアを書くときは、一心不乱にとにかく書いて書いて書きまくる。もう書くこと無いなという所でやめる。
これ以上書く事が無いくらいに書き出した後は、気持ちが非常にすっきりする。しばらくすると、枯れた泉から再び水が湧き出すかのごとく次のアイデアが思いつくという好循環。常にアウトプットしていかないと次のアイデアは出てこないんだと実感した。そしてアイデアというものは、アイデアが取りずらいタイミングで湧いてくるものだということも。
大した手間やコストもかからず、非常にお手軽なこの方法はお勧め。お試しあれ。