XperiaやX06HT(HTC Desire)も発売されて、なにかと話題になってきたAndroidケータイ。Xperiaも買ったし、何かアプリケーションを作ってみるか、と思う人も多いのではないかと思う。という事で、Androidアプリを制作するのに役立ちそうな本を紹介。
Java編
iPhoneで使われているObjective-Cと違い、かなりメジャーで歴史もある言語なので、Javaの入門書は数多く出版されている。Javaの歴史が長い分、文法的にも様々な機能が追加され、今最初から覚えるには結構学ぶ量が多い言語でもある。
Javaの文法の量を考えると正直Javaの文法を1冊にまとめるのは不可能ではないかと思える。という事で、私が独断と偏見で選ぶ入門書はこれ。
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ちょっと古いけど、この本もおすすめ。
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どちらも、上下巻の2巻に分けて出版されている。Javaの文法を1冊で解説した本を何冊か読んでみたが、変数や構造文法はかなり念入りに説明してあるものの、オブジェクト指向の要素の説明がかなり簡単にしか説明されていない本もいくつかあった。インターフェイスの説明が数ページのみであったり(著者が使い方を十分理解しきれてないからではないかと邪推)
Androidに限らずJavaでアプリケーションを作成する際は、クラスライブラリの利用などオブジェクト指向に対する理解は必要不可欠なものであるので、そういう意味では2巻に分けてでもJavaの文法のすべての機能を丁寧に解説した本がよいのではないかと考えた次第。後でリファレンス的にも使えるし。こういった本は相性もあるので、実際の内容は本屋で確認してね。
Android編
うってかわってAnroidアプリ開発本。こちらは和書、洋書問わず数があまり出ていないので紹介が非常に楽(笑)。現在はAndroid SDK 2.1までリリースされているが、Android SDKがバージョンアップするペースに書籍の方が追いついてない状況で、今だに解説本で利用されているバージョンは、Android 1.5、1.6系が主流だったりする。まあ、Android SDK 1.xと2.1でプログラミング手法が大きく変化する訳ではないので、Android 1.xで入門するのもよいのではないかと。
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洋書でよければ、この本がおすすめ。あらゆる機能紹介が網羅されている。
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とは言ったものの、早いところAndroid 2.1に対応した改訂版を出版して欲しいのが本音だったりする。
というのは、初学者が古いAndroid SDKを使って書かれた本で学習して、後で独学でAndroid SDK 2.1で対応になった箇所を学ぶのは大変なのがよく分かるから(初学者は、バージョン毎のちょっとした違いでも簡単につまづく)
んー、今年は、去年以上にAndroid本が出そうな予感。