Happy My Life

日常とか技術とか

自宅サーバーをVPSへ移行すべき7つの理由

外部に公開しているBlogなどのWebサイトを自宅サーバで運用している人も多いはず。そんな方達には是非VPS(Virtual Private Server)を勧めたい。VPSの説明に関してはバーチャル・プライベート・サーバ - Wikipediaを参考に。

VPSは個人〜中小企業が独自で運用するサーバーが必要になったときにはうってつけ。まあ、コスト度外視して趣味で自宅サーバーでWebサイトを運用している人も多いと思うが、そういう人にも家庭円満のためVPSをお勧めする。理由をいくつか上げてみた。ちなみに、私はLinode.comを利用している。

電気代の削減

自宅サーバであれば、当然電気代がかかる(サーバー、場合によって空調も)。その電気代もバカにならない。常にアクセスがある訳でもないのだが、サーバーというものは24時間365日ずっと通電しておく必要がある。実はその電気代だけでVPSを利用する事が十分可能(Linode.comは月額$20ほど)

保守コストの削減

ハードディスク、電源など機器の故障は当然発生する。こういった事は突然発生するもので、もし電源が故障した場合、電源ユニットを買いに行き、電源を交換して、他に故障箇所が無いか調べて、etc… とにかく手間&時間がかかる。これらが平日に発生したものなら、時間ができるまで自宅サーバを止めざるを得ない。これらのコストは金銭的、時間的にも非常に痛い。VPSであればそういった保守はすべて企業に任せるので、こちらはそういった問題から解放される。ソフト的なメンテは仕方ないとして、ハードのメンテまでしたい人ってそんなにいないと思うし、ハードウェアのトラブルは結構やっかいな問題。

らくらく増設

サイトのアクセス数が増加しば場合など、サーバの性能を強化したい場合、大抵のVPSサービスでは、ブラウザ経由で自由に増設可能となっている。メモリを増やしたり、HDD容量を増やしたり、IPアドレスを追加したり。アクセスが落ち着きCPUパワーが余ってきたらまた減らす事も可能。QAF(急にアクセスが増えた)も安心。

回線の安定

我が家は回線はいまだADSLなのだが(光がまだ来ていない…)、接続できるかどうかが気象条件に左右されやすい。特に強風だ、雷だ、といった日はよく断線する。そんな日は、もちろん運用しているWebサイトが外部から閲覧できない訳で、気象条件が悪いから自サイトに訪問してもらえないのも、なんだかなーと思う。VPSであれば、そんな気象条件に左右される訳がなく、このような問題から解放される。

家人のうっかりミス防止

ないようであるのが、家族が引き起すトラブル。例えば自分が居ない時に、家族が部屋を掃除してうっかりサーバーの電源を落してしまう、ブレーカーが落ちる、子供がPCの電源を落してしまう、など。ある意味不可抗力的なトラブルなのだが、サーバが自宅にないVPSであればこれらのトラブルは避けられる。こんなトラブルで家族と喧嘩したくない。

自動アップグレード

ムーアの法則もそろそろ限界らしいが、それでも十分早いペースで技術が向上している。そんな事もあり、VPSを利用していると、ある日突然HDDの容量が増えていたり、メモリが増えていたりする。なかなか体感できないがCPUも何度かは強化されているはず。 という風にVPSだとこのような恩恵を受けやすい。

その反面自宅サーバだと、ある日突然HDDの容量が増えたり、メモリが増えたりする事はまずない。もし増設しようとする時は、サーバーを止めてメンテする事になり、それを休日に行う事で、これまた家族の不評を買ったりする。

バイバイ、ランプ & 騒音

自宅サーバで不評なものの一つに、サーバの騒音 & ランプがある。寝室近くにサーバーを設置しようものなら、サーバーのファンの音がうるさいだの、ランプが光っていて眩しいだの、家族から苦情がくる事があったりする。サーバー向けなマシンだと、爆音を轟かせているマシンもあったりするので、防音対策など家族に気を使って運用する必要があるのだが、VPSだとそういう問題からおさらばできる。。

VPSって便利

とこれまでVPSで運用してきて分かったメリットを上げてみた。先も紹介したがLinode.comは月$20から始められる、Linuxディストリビューションも自由に選べるなど、自宅サーバーと同じくらい自由度がある。安定してるし、使い勝手もよいのでおすすめ。

図解でわかる Linuxサーバ構築・設定のすべて図解でわかる Linuxサーバ構築・設定のすべて
一戸 英男

日本実業出版社 2005-04-07
売り上げランキング : 9980

Amazonで詳しく見る
by G-Tools