先日届いたWeb+DB Press vol58はRails3の特集だった。ちょうどRailsを使って考えていたサービスを構築しようかと考えていた最中なので自分的にはナイスタイミングな特集であった。
rails3ではruby1.9系を積極的にサポートしていくそうなので、この機会にruby1.8系からruby1.9系をメインに使っていこうかと考えたのだが(まあ今さら感があるのは否めない)、ただ、過去の資産などもあるのでruby1.8.7をすっぱり切り捨てる訳にもいかず。という事でSnow Leopard上にruby1.8.7, ruby1.9.2を共存インストールしたメモ。私と同じようにrubyを利用しているほとんどの開発者はruby1.8系とruby1.9系の両方をインストールする必要があるのではないかと思われる。
rubyを普通にインストールしたのでは、1.8系と1.9系を共存して利用するのは難しいので今回はrvmを利用する事にした。rvmを利用する事で、複数のrubyのバージョンを競合せず同一環境にインストールでき、バージョンの切り替えも非常にスムーズにできる。rvm: 複数のRubyを共存させる最新のやり方 - 床のトルストイ、ゲイとするとのことやRVM [ja.nishimotz.com]を参考に。
rvmのインストール
$ sudo ports install git-core curl
$ mkdir -p ~/.rvm/src/ && cd ~/.rvm/src && rm -rf ./rvm/ && git clone git://github.com/wayneeseguin/rvm.git && cd rvm && ./install
で、以下の設定をbashの最後にを追加する。
if -s $HOME/.rvm/scripts/rvm ; then source $HOME/.rvm/scripts/rvm ; fi
rvmを利用する事でrubyのインストールはすべてホームディレクトリ以下にインストールされる。gemなどのパッケージをインストールする際に管理者権限が必要無いのは何かと気分的に楽。
rvm経由でrubyをインストール
必要かどうか分からなかったが、念のためにopensslパッケージをインストールしておいた。
$ rmv package install openssl
あとはrubyのインストールを以下のように行う。ソースからインストールするので最新版も楽にインストールできる。ruby1.9.2をインストールするには以下の通りに行う。1.8.7も同様に。
$ rmv install 1.9.2
インストールされているrubyを確認
/Users/owner% rvm list
rvm rubies
ruby-1.8.7-p302 [ x86_64 ]
=> ruby-1.9.2-p0 [ x86_64 ]
利用するrubyのバージョンを変更する
以下のようにバージョンを指定
/Users/owner% rvm 1.9.2
デフォルトのrubyのバージョンを指定する
/Users/owner% rvm 1.9.2 --default
さて、次はrails3のインストール。
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