この日は、石川県某所でAndroidアプリケーションプログラミングのハンズオンがあったのだが、こちらが先約だったので参加してきた。会場でも「Androidの方に参加するのだと思ってました」とよく言われた(笑)
で一つ発表してきた。「OpenGL|ESからXNAへ」というタイトルでOpenGL|ES、Android, iPhoneとXNA双方でのゲーム開発のメリット、デメリットについて発表してきた。
いろいろネタを盛り込んでしまったので、ここには掲載しない。
iPhone,Androidに対するアドバンテージ
この発表資料を作成しながら調べたり、発表した後でのMSのなかの人とやりとりで確信した事がある。それは WindowsPhone7はスマートフォンとしては最強のゲームプラットフォームになりえる可能性を秘めている 事。WindowsPhone7が唯一他プラットフォームに先行しているジャンルがゲームってのがあるから。
で、そう感じた理由としては
- プラットフォーム提供者としてのゲーム開発のノウハウの蓄積 = 開発者サポートの手厚さ
- ゲームデベロッパーとの結びつき(コネクション) = 多数のデベロッパーがいる
- XBOX360との連携 = 多展開しやすい
- ゲームに特化したライブラリ(XNA)がある = 開発が容易
ただここで「なりえる可能性を秘めている」という遠まわしな言い方になっているのはWindowsPhone7搭載機の日本発売の予定が未定だから。影響力が弱くなってきたとはいえ日本市場を無視した戦略は考えにくいし、日本でWindowsPhone7が発売されない限りは日本のゲームデベロッパもWP7での開発にあまり興味持たないはず(現状は、WindowsPhone7日本語版は進めており、完成は未定。日本での発売は言うまでもなく…)
ただ、WindowsPhone7の日本参入に手をこまねている間に、他プラットフォームがゲーム開発環境などを整備していくと、この唯一のメリットもどんどん意味がなくなってくるのだが…。
個人的には、"WindowsPhone7はモバイルゲーム機に携帯電話並の通信機能が付いたものです"ぐらいに言い切るくらいに告知して台数を普及させ、そのあとジワジワと他ジャンルを攻めていくのがいいんでないかなーと思うのだが、はてさて。